SALT And LIGHT#16
奥呂木 愛香さん フードトラックCRICKET HOUSE オーナー
幸せを運ぶ黄色いフードトラック
無添加フルーツを使った台湾果実茶とサックサクのコリアンチキン。そして、幸せを運ぶ黄色いフードトラック、それがCRICKET HOUSE(クリケットハウス)です。オーナーの奥呂木さんの食に対するこだわりの裏には、彼女のピュアなハートとイエスさまへの真っ直ぐな信仰がありました。
走り出す
出店したのは、2021年6月。中古車販売店を営むご主人がキャンピングカーを下取りしたのがきっかけでした。コロナの影響で家族旅行や外出の機会がなくなってしまい、キャンピングカーが来るぞ!と家族で楽しみにしていたそう。
しかし、届いたのはフードトラック。
期待外れに最初は意気消沈したのだとか。すると、ご主人から「フードトラックやってみたら?」のひと言に挑戦を決意します。
元々台湾や韓国の料理が好きで、ここ数年旅行に行けず現地の料理が恋しくなっていた時。「それなら自分で作っちゃえ」と開業に至るバイタリティに溢れるお人柄です。
教会の友人で調理師の方がオープニングスタッフとして加わり、全てが備えられた中でCRICKETHOUSE はスタート。
「今思えば、神さまのタイミングと備えがあったんですね」とお話しされていました。
ゆずれないこだわり
果実茶に使用する果物は、台湾からのお取り寄せ。割り材の緑茶・烏龍茶・紅茶は、香りと味を引き立たせるためにトロ火で時間を掛けて煮出し現地の味を再現。
コリアンチキンは自家製マリネ液に12時間漬け込み、衣に使うパウダーも韓国から取り寄せ、配合は全てオリジナル。これを独学で自分の納得いくまで試行錯誤。チキンはどんなに忙しくても2度揚げを厳守、これがサクサク食感の秘訣です。
「私が美味しいと思うものしかお出ししたくない」味への情熱とこだわりはゆずらない、職人肌もお持ちです。
そして、奥呂木さんが絶対にゆずれないもの、それは教会と家族の時間。
イベントの多い日曜日は、収益を考えれば出店するのが経営者としては当たり前のこと。しかし、イエスさまと家族を一番にしないと自分がダメになってしまいそう、と日曜日は必ずお休みを取ると決めています。
それでも、脳裏には出店した方が良いという思いがちらほら。そんな時、彼女を強く立たせる聖書のみことばがあります。
「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。」民数記6章24節
これはご自身の救われた時のみことばでもあり、彼女を支え続けてきたみことばです。「神さまだけが私を祝福して守ってくださる。だから日曜日の教会と家族の時間はゆずりません」
と満面の笑みで語って下さいました。日曜出店が無く、イベント出店も極端に少ないため、巷では「幻のフードトラック」と噂されているのだとか。
祝福がありますように
商品を手渡すまでの待ち時間は、彼女にとって特別な時間。「美味しい物を食べて頂くだけでなく、人との繋がりを大切にしたい」との思いから、訪れた方と何気ない会話を楽しんでいます。
新しいことにチャレンジしようと悩んでいる方、本土から移住してきたばかりで不安を抱えている方。来ると毎回2時間喋りっぱなしの常連のおばあちゃん。様々なバックグラウンドを持つ人たちとの出会いに、神さまの計画を感じるのだそう。
そして、奥呂木さんがお客さまに必ず掛ける言葉「祝福がありますように」
イエスさまの祝福を贈るように、必ずひと言添えています。
大切なものを大切に、自分のこだわりをゆずらない。奥呂木さんの心意気は目には見えないけれど、訪れる人に確実に伝わっているんだなと深々感じさせられるひと時でした。
黄色いフードトラックCRICKETHOUSE は、神さまの祝福を乗せて今日もどこかで誰かを幸せにしています。ぜひ、その味と祝福を見つけて下さい。
CRICKET HOUSE
MENU
▶ コリアンチキン 各種
Cup¥500・Half ¥1,100・Full ¥2,200
▶ 台湾果実茶 ¥450 〜
▶ ホットク ¥150
etc…