Daily Testimony#29

日常に隠れたイエスさまの祝福を探し出し、ほっこりしませんか。日々の証しを、家族や友達とシェアすると、私たちの内側から主の喜びが湧き上がります。笑いに涙に、何気ない会話の中にイエスさまは祝福を隠しておられます。

娘の学校に呼び出された時の証(50代男性)

 娘が中学2年生の頃のことです。学校での問題行動が酷いと、担任の先生から呼び出しを受けました。家では反抗的な態度を取ることはなかったので、正直驚きと怒りのような感情が湧き上がってきました。しかし、まずは静まって祈り、落ち着いた状態で学校へ向かいました。

 学校に着くと、三人の先生が待っていました。娘の起こしてしまったことを細かく聞き、先生も手がつけられない状態だと知りました。しかし、これで娘をキツく叱っても、一旦は聞いても根本的には何も変わらないかもしれないと思いました。もちろん父親である私の責任であることは承知の上で、先生方に「このまま叱っても娘は変わらないかもしれません。もしかすると卒業までこのままかもしれません。けれど、娘のことで授業が中断するのはいけないことです。だから、また娘が何かしでかしたら私に連絡してください。すぐに学校に行きます。」と申し出ました。

 その言葉に担任の先生は肩の荷が降りたようで「ありがとうございます。お父さんに相談して良かったです」と言ってくださいました。お叱りを受けるだろうと思って学校にお伺いしましたが、反対に先生方と信頼関係が生まれたことに感謝しました。

 とは言っても本題は解決していません。家では普通の娘の心の中に、どんな問題があるのか分かりません。とりあえず家に帰って祈りました。「神さま、娘のために私ができる最善のことを教えてください」しばらく静まっていると「毎晩、お母さんが娘を抱きしめてあげなさい」と語られました。そのことを妻に伝えると、妻は快く受け入れてくれました。

 その晩、寝る前に妻は何気なく娘を抱きしめました。次の日もその次の日も、毎晩妻は娘を抱きしめました。そうすると、祈りの通りその後学校に呼び出されることは無くなり、後日先生から娘の授業態度も良くなったと連絡がありました。そして、娘は無事に中学を卒業することができました。

 現在、娘は成人して社会人としてしっかり自立しています。実は、娘には学校に呼び出されたことや、彼女のために祈っていたことなど当時起こったことを何一つ話していません。これは私の信仰ですが、ただ神さまの栄光になるようにと、いつか娘も人生の中で神さまの不思議な御業を自ら祈って体験してほしいと思ってのことです。

 私の信じるイエスさまは、私が語る以上に彼女に語ってくださると信じます。彼女の人生が主にあって祝福されたものであるようにと心から祈ります。すべての栄光をイエスさまに捧げます。

彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。マラキ4章6節

God bless you

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