SALT And LIGHT #28

松本 真実さん Dreaming of Infinite Power 代表

1984年生まれ。沖縄県沖縄市出身。

2021年記帳代行サービスDIPを立ち上げる。

社名Dreaming of Infinite Powerの意味は「夢の力は無限大」

好きなみことばはヨハネ3章16節

苦難の中でも諦めない

 確定申告の迫るこの時期、大切だとわかっていても難しくて手をつけるのが億劫になる、と言う人は多いのではないでしょうか。そんな悩みを助けてくれる記帳代行サービスDreaming of Infinite Power(以下DIP)。代表の松本真実さんは、幼い頃から数字が好きで、算数や数学は大得意。将来は数字と法律を扱う仕事、弁護士になりたいと夢を膨らませていました。しかし、彼女の半生は苦難の連続でした。


 教会へはクリスチャンだった母親に連れられて通っていましたが、あまり馴染めなかったと言います。「イエスさまを信じていると言うよりも、母に認められたくて通っていた感じでしたね」


 中学になると教会へは行かず、非行に走り、高校へは進学しませんでした。同時期に最愛の母が天に召され、父の実家である静岡へ引っ越すことに。思春期に負った心の傷は深かったと言います。
 

 16歳から社会人として工場勤務など様々な職種を転々としますが、心の中では幼い頃の夢を諦めてはいませんでした。23歳、未婚で長女を出産。28歳で沖縄へ帰ります。その頃には教会へ行くことも祈ることもなかったそうです。


 沖縄で一般企業の経理事務員として就職。30歳になり、再び弁護士になる夢を目指そうと考えますが、学歴の壁を埋めるのは難しいと、税理士へ夢をシフトチェンジします。「中卒ということをバカにした人たちを見返したいと、独学でパソコンと法律の勉強をしました」働きながら必要な資格を取得し、その後3つの企業で経理事務職を務めます。

再び教会へ

 その頃、人生の歯車が動き出します。娘が親戚の通っている教会に行きたいと言い出したのです。「行きたくなかったんですが、娘が言うならと仕方なく連れて行きました。すると、娘がイエスさまを信じたんです」

 娘の救いを機に、松本さん自身もイエスさまと向き合うようになります。そして、イエスさまを信じて生きる決心をし、娘と一緒にバプテスマを受ける恵みに預かり、信仰は回復していきました。イエスさまを信じれば、どんな状況にあっても必ず救われるという確信を与えてくれたみことばが、いつも彼女の心にあると言います。


「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネの福音書3章16節

経理代行事業とイベント事業

 コロナ禍とインボイス制度の導入が重なり、企業が経理の業務を外注する動きが目立ってきました。「この機会に、独立して自分でやってみたい」と2021年、記帳代行サービスDIP を立ち上げます。


 同じ時期、親戚の結婚式で記念品のために作ったハンドメイド雑貨が好評で、あるイベントで出店販売してみることに。それをきっかけに、自らイベントを企画してみると扉が開いていったそう。「様々な方との出会いがあり、本業よりもイベント業の方が盛り上がっていきました。子どもむけのイベントでは、多い時は1万人以上の来場者になったことも。その中で、イベントを通して福音を伝えたいという思いが強くなっていきました」

 そして、クリスチャンを主体としたバザーやワークショップなどのイベントを複数開催。クリスチャンのアーティストや個人事業主、企業の方との出会いは、その後本業にも生かされていきます。「経理面で悩んでいる方や事業を起こしたいと思っている若者がいることを知りました。それなら、私の本業でクリスチャンの力になりたいと思ったんです」

できることで誰かの役にたつ

 松本さんがお仕事をする上で大切にしていることは「Win-Win の関係」どちらかが損をしたりすることなく、お互いに益になる仕事をすること。「私と関わる人には、必ず利益を得て欲しいし、私の仕事がもっとたくさんの人の役に立てるように、自分自身も成長していきたいと思っています」現在は、税理士の資格取得と会社の法人化を目標に、日々邁進しています。


 また、教会でもこの賜物を生かしたいと考えています。「宗教団体の問題がよく報道されていますが、宗教法人に対する法改正が急速に進んでいます。たとえ法人格を持っていなかったとしても、国から宗教団体の財務処理に厳しく指導が入ってくるようになると思います。財務処理の面で、教会の役に立ちたいと思っています」


 鳩のように素直で、蛇のように賢く。この地上で任されたものを誠実に管理していくことも、イエスさまを証しすることに不可欠ではないでしょうか。「自分のできることで誰かの役に立ちたい」松本さんの確かな思いは、たくさんの人に知恵と勇気を与えています。記帳代行・納税対策・財務処理のご相談は、ぜひDIP にお問い合わせください。

お問合わせはメール、Instagramから

https://www.instagram.com/dip___kaikei/

メール rmrm3620@outlook.jp

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