SALT And LIGHT #26
相原 静香さんrelaxation room lei セラピスト
ヘッドスパとの衝撃的な出会い
名護市のマンションの一室にある、ゆったりとしたいやし空間。そこは、ドライヘッドケアとアロマケア専門店「relaxation room lei」です。
元々、フェイスマッサージやエステに関心のあったオーナーの相原静香さん。「昔はよく本などを参考にして、見様見真似で友達にフェイスマッサージしていました。マッサージが終わると、肌はツヤツヤになるし、みんなの嬉しそうな顔を見るのが幸せで、私自身が一番楽しんでましたね」その頃は趣味程度で、セラピストになろうとは思いもしなかったそうです。
それからしばらく経って、知人が始めたヘッドスパのお店に行ってみたところ、そこで受けた施術に衝撃を受けます。「あまりの気持ちよさに、しばらくソファで放心状態になっていました。その時、自分もこのヘッドスパを誰かにやってあげたい。という強い思いに駆られたんです」
しかし、美容業界で働いた経験はなし。悶々とした思いとの狭間ですぐに帰宅できず、カフェに寄ってしばらく神さまに祈りました。「主人に相談してオッケーだったらそれを祈りの答えとして受け取ります」
家に帰って相談すると、ご主人は開口一番「やったらいいじゃん」と応援してくれました。その言葉に背中を押され、ヘッドスパのセラピストセミナー受講を決意します。
セラピストへの道
しかし、ほぼ未経験から始めた彼女にとっては険しい道のりでした。
「他の受講生の皆さんは現役のセラピストで、私だけマイナスからのスタートでした。講習のあとは知恵熱が出るほどで、人生で一番頑張った時かもしれません。笑」
卒業試験は、講師の先生への施術でした。緊張で手が震えてしまい、結果は不合格。テスト後は先生から1時間のダメ出しを受け、帰りの車内では悔しくて大泣きしたそう。
「次は絶対合格しなきゃと強い気持ちになりました。2回目のテストでは、無事合格のお墨付きをもらいました」
解剖学に基づく施術とクリスチャンとしてこだわり
lei のヘッドケアは、解剖学に基づいた施術をしています。
「頭から触らずに、まず足から始め、腕、次にデコルテをほぐしてから頭の施術に入ります。足先から頭に近づけていくことで、酸素と血液が体中を巡るようにしているんです。そうすることで、全身がほぐれていくんですよ」
また、事前のカウンセリングをもとに、お客さまの状態に合わせてブレンドしたアロマオイルも使用。実際に施術を体験したクリスタ女性スタッフは、頭だけでなく全身がスッキリしたと驚いた様子。
そして、相原さんの何より大切にしていること、それはお客さまのために祈ること。
「教会で祈る時、その人に手を置いて祈りますよね。手が触れることで安心感や何か伝わることがあると思うんです。来店される方は、仕事の疲れや日常のストレスを抱えていらっしゃいます。だから、お客さまの体だけでなく、心もいやされるように祈りつつ施術しています」
その祈りは、店名の「lei」にも込められています。ハワイでは、愛を込めてレイをプレゼントするそう。お客さまに心を込めてイエスさまの愛を贈りたいという相原さんの思いは、その笑顔と優しい語り口に溢れていました。
神さまがいるから大丈夫
「私は医者ではないので、できることは限られています。でも、ここに来たらすべて吐き出して、スッキリして帰って欲しい。何よりここが安心できる場所であるように心がけています」
そんな相原さんには、いつも大切にしているみことばがあります。
「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」伝道者の書3章11節
今の苦しい時にも神さまは必ず良いこと、美しいことを用意してくださるから心配しなくても大丈夫。このみことばの通り、店内にはいやしの時が流れているようでした。「施術後、お客さまが元気になって帰宅される姿を見たり、その後、新しいチャレンジを始めたとお聞きすると本当に嬉しくて、この仕事をやる意味があるんだと励まされます」
最近では、クリスチャン女性たちとの出会いも多く、同じクリスチャンにも来店して欲しいと思うようになったそう。「信仰生活の中でも悩みを抱えることがありますよね。一人で抱え込まないで、ここでスッキリして欲しいなと思っています」
互いに愛し合い、励まし合う私たちの信仰は、心も体もいやしてくれるはず。体の不調やストレスにお悩みの方は、ぜひ一度「relaxation room lei」で至福のヘッドケアを体験してみてはいかが。