プロが教えるコミュニケーションの極意#2

第2回 コミュニケーションで重要なことは

仲兼久みち子 人材育成トレーナー・フリーアナウンサー フルーツミニストリーメッセンジャー

コミュニケーションで重要なことは?

 

第2 回目は「コミュニケーションの重要性」を考えていきたいと思います。コミュニケーションは、生きていく上で、必要不可欠であり、人間関係を築くための基本です。コミュニケーションでは、必ず2 人以上の間で「伝える」「受け取る」という作業が伴います。

しかし、単に「物事を伝える、受け取る」という作業ではなく、人の心理(思考や感情)を理解し合うことなのです。

では、コミュニケーションで重要なことは何でしょうか?

謙遜であること

良いコミュニケーションは、お互いの気持ちを表現し合える交流の場になっているかどうかがポイントです。

イエス様は

「わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。」(マタイの福音書11 章29 節)

と言われました。

話しやすいと感じると人とは…「会話をしたい」「一緒にいたい」と思うので自然に会話がはずみます。逆に話しづらい人は「会話したくない」「近づきたくない」と避けたくなる気持ちが先になり、会話が難しくなります。
私は、イエス様がご自身の事を「心優しくへりくだっている」と語ったのは、いつでも人が近づきやすい優しい雰囲気を持ち、謙遜で話しやすい、一緒にいて安らげるということを伝えたのだとも捉えています。この箇所から私は、コミュニケーションの土台はまず心優しく謙遜であることが最優先だと思っています。

水平のコミュニケーションを取ること

コミュニケーションのバランスを保つには、「話す」「聞く」二つの水平関係が求められます。上下の関係では、上からの一方通行となって、コミュニケーションの相互性が機能しなくなります。上から物を言う癖が抜けない、指示命令が反発を招き、ギクシャクした会話になります。また、厳格な言葉や態度で恐怖心を持たせ強制することも逆効果です。

  • コミュニケーションで大切なのは、 同じ背丈で話し合う事を心がけることです。
  • 会話の上手な人は、相手と同じ背丈で話し、キャッチボールすることができます。
  • 小ちゃな子どもと話す時には、その子の背丈までしゃがみ込んで話す。

コミュニケーションは、相手と同じ背丈になって会話をすることが大切なことです。

言葉癖に潜む心の歪みを修正すること

私が時々利用する飲食店の店員さんの言葉が気になったことがあります。ある日のランチタイム、友人とその店に訪れたときのことです。

私がメニューについてその店員さんに「これはセットですか?単品ですか?」と訊ねたところ

「だから!・・・」と強い口調で答えられ

「ただ一度の質問なのに、客に対してどうしてこういう言い方するの?」と、一気に不快になったのを覚えています。私の友人もこの店で同じ経験をしたことがあり嫌な気分になったと話していました。何かしらの原因でこの方の言葉癖になったのだろうと、想像します。言葉癖は時おりその人の心が現れます。

人は心に満ちている事を語るのです。傷ついた心、トラウマ、自己憐憫、差別心、否定的等、さまざまな心理状態がありますが、心の歪みによってトゲのある言葉が癖になり、知らず知らずのうちに周りの人々に嫌な感情を与えてしまいます。

長く生きていると人は体が歪み、整体が必要になることがあります。心も同様です。

心に傷を受けたことがない人は、いないはずです。ただ、その歪み故にコミュニケーションがうまく取れなくなることが問題なのです。

私は以前、古い家に住んだことがあり、家は歪みが生じ、ドア、窓がスムーズに開閉できない状態で、歪みを修正するために、ドアを叩いたり、壁を削ってみたり、古いものを取り外したりと、ある程度快適に過ごせるようになりました。

同様に心も、歪みが生じてしまった部分に修正を加えることにより、スムーズなコミュニケーションが取れるようになるのです。

前回も心の重要性を伝えましたが、今回もコミュニケーションで重要なのは

「心」

だという結論になります。

自分の「心の状態」を知り、放置せずにそれにしっかりと向き合うことが、より良いコミュニケーションの秘訣です。

コミュニケーションは心と心の交流です。

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