SALT & LIGHT#14

相原政則さん JOY SUP×SURF オーナー

JOY SUP×SURF オーナー 相原政則さん

サーフィンの世界には、サーフトリップ(良い波を求めて旅をする)という言葉があります。相原政則さんは、沖縄で人生最高の波(イエス・キリスト)に出会いました。難しくも心地良いその波は、彼を人生の素晴らしい計画へ導きました。

バックパック一つで沖縄へ

26 歳、東京から沖縄にやって来た。三食宿付きのサトウキビ収穫のアルバイトをしながら、離島を転々としていたという強者。その後本島に落ち着き、仕事先で出会ったクリスチャンの女性と36 歳で結婚。宗教には無関心で、教会に行こうとは一切思っていなかったのだそう。

「世界は広くて、一つの考え方に執着するのは良くないと思っていたんです」

救いと新しい仲間との出会い

しかし、信仰熱心な義母の伝道に、仕方なく教会へ行くことに。

通っているうちに、それまで何とも思っていなかった牧師の語る聖書の言葉が心に刺さるようになる。

「この人俺のこと知ってんのか?と不思議な感覚でした。その時からイエスさまに” ロックオン” されましたね(笑)」

36 歳、イエスさまを救い主と信じ、バプテスマを受ける。同年、知人の紹介でクリスチャンサーファーズ琉球(以下CS 琉球)の仲間と出会う。

CS 琉球の祈り会で、「伝道活動の拠点となるサーフショップが与えられるように」と祈りの課題が与えられた。自分がやらなければと強い思いが芽生え、その日からショップ開店のために祈り始めた。

夢を祈り続けた7 年間

ショップ開店までには、7 年の時間を要した。

当時は、名護のリゾートホテルに勤務しており、仕事に忙殺される日々を送っていた。「家には寝に帰るだけ、そんな生活が4 年くらい続きました」海にも行けず気がおかしくなりそうだったという。たまに波乗りに行っても、ボードの上でウトウトしてしまうほど、心身共に疲れ切っていた。

それでも、ショップ開店への思いは捨てきれず、教会の牧師に相談すると「祈り続ければ必ず与えられるから、ビジョンを持って」と励まし、一緒に祈ってくれた。
 
早朝の出勤時、国道沿いの空き店舗に目を向けていると、現在の店舗となる場所が目に留まった。

サーフショップに打って付けの立地と店舗の広さはとても理想的に思えた。

この場所が与えらるように祈っていると、何と職場のクリスチャンの同僚がそこの大家さんと知り合いだった。

さらに、大家さんもクリスチャンでその建物は元々教会として使われていたという。

偶然とは言い切れない経緯に、ここしかないと思った。しかし、今の仕事なら安定した収入があり、子育てや生活も不安なく過ごせる。将来のことを考えると、もう一歩が踏み出せずにいた。「店をやって本当に上手くいくのか」そんな迷いの中にいた相原さんの背中を押す波がやってくる。

背中を押され踏み出した一歩

ある土曜日の朝、出勤時にラジオで流れていたクリスチャン番組。眠気のなか耳を傾けていると、

「今の守られた状況から飛び出して、難しくても自分の使命を選びなさい」というメッセージ。

その言葉は、彼の目を覚まさせた。「あの朝、背中をドンッと思いっきり押されました」

2014年、JOYSUP×SURFを開店。教会の牧師とCS琉球の仲間達も内装工事を買って出てくれた。開店後、ホテルの元同僚たちとの繋がりから観光客向けのサーフィンツアーも受けるようになる。

お客さんとのたわいもない会話から、自身の救いの証しをすることもあった。

また、JOYSUP×SURF やCS 琉球としてのイベントも開催。イベント時は、祈りでスタートしワーシップソングを歌ったりするなど、サーファーらしく自然体でイエスさまのことを伝えている。

CS琉球代表David Lacarさん(左) とTimothy Newell牧師(右)と共に

新しいビジョン

イエスさまの作った自然をもっと味わって欲しいとの思いから、コロナ禍以前は日曜礼拝後に子ども向けのサーフィン体験会などを行っていた。今後は、教会の奉仕活動としてのサーフィン体験会を企画中だ。

今年で開店6 年目。相原さんを乗せた波はこれからも、予想外のうねりで彼を次のセッションへ導くだろう。

あなたもこの波(イエス・キリスト)に身を任せてみませんか。

JOY SUP×SURF
〒905-0026 沖縄県名護市喜瀬217-1
TEL 0980-43-0230
営業時間 14:00〜19:00 定休日 日曜日

Instagram
joysupsurf / CS Ryukyu / tim_nu

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