Daily Testimony#24

日常に隠れたイエスさまの祝福を探し出し、ほっこりしませんか。日々の証しを、家族や友達とシェアすると、私たちの内側から主の喜びが湧き上がります。笑いに涙に、何気ない会話の中にイエスさまは祝福を隠しておられます。

深い悲しみの中でさもえ(30代女性)

結婚して3年目の頃、妊娠がわかりました。待ち侘びた待望の赤ちゃんに、夫と二人で大喜びして神さまに感謝しました。

しかし、その1ヶ月後、お腹の中にいた赤ちゃんは亡くなってしまいまいした。歓喜のような嬉しさから一転して奈落の底に落とされたようで、言い表せないほどの絶望感にすべてが音を立てて崩れ去るようでした。

私の心は「神さまに裏切られた」としか思えず。聖書は読みたくないし、賛美なんて聞きたくもありませんでした。「もう嫌だ。イエスさま私に関わらないで」ネガティブな感情だけが私を覆い、心はこのまま元に戻らないのでは、と思うほどボロボロになっていました。

ある日、落ち込んで引きこもっていた私の元に、牧師夫婦が食事を持って来てくれました。その次の日は、別のご夫婦が果物を玄関のドアに下げてくれていました。別の日には、他の教会の方が食べ物を持って来てくれたり「祈っているよ」とメッセージをくれたり。本土に住んでいた姪からは、可愛い祈りのお手紙が送られて来ました。

来る日も来る日もやってくる励ましに、次第に心が温められていくようで「私はこんなにも愛されている」と、みんなの愛を通して言いようのない深い悲しみ以上に、神さまの愛は言い表せないほど大きなものだと感じました。

「なんでこうなるの?」としか思えないことや理解し難いことは山のようにあります。それでも、私はイエスさまがそばにおられることを知った時、神さまに愛されているという深い平安を得ました。

今でも、赤ちゃんがお腹の中からいなくなったあの月になると、思い出して涙がこぼれます。でも、同時に神さまの深い愛が私を覆ってくれるのです。この経験を通して「すべてが理解できなくてもイエスさまがいれば大丈夫」と、前よりイエスさまを信頼するようになり、聖書に書いてある「希望」を少なからず見出すことができるようになりました。夫婦もより仲が深まり、前よりもお互いを愛せるようになりました。

この証しをシェアしようと思ったきっかけは、私が苦しい時に友人からもらった一冊の本がきっかけです。それは、流産を体験した女性たちの証しをまとめた英語の冊子でした。慣れない英語の本でも少しずつ読んでいると、載っていた女性たちの証しにとても励まされました。

日本語でもそのような本が無いか探してみましたが、私の調べた限りでは見つけることができませんでした。とても話しづらいことなので、同じように苦しんでいらっしゃる方の励ましになればと思ってお分ちさせていだたきました。

あなたが今どれほどの苦しみの中にいるのか、私には想像もできません。それでもイエスさまは私たちを見捨てないで、いつもそばにいてくださいます。神さまの愛があなたのすべてを覆ってくださいますように。

心からの祈りを込めて。

いま泣く者は幸いです。やがてあなたがたは笑うから。ルカの福音書6章21節

God bless you

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