ジーザスボイスチャーチ
新里翼牧師は、11年前鬱病を発症しました。絶望的な状況の中で、神さまは彼を守られました。そして、神さまの愛と不思議な助けを体験し、いやしと新しい教会の誕生という大きな恵みを見ました。
見よ。わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。 創世記28章15節
鬱病の発症、教会の支えに守られて
鬱病を発症した頃、本当に何も出来ない状態になりました。メッセージはおろか、礼拝に出席することさえ不可能な精神状態でした。残念ながら、病気療養のため、当時仕えていた教会の牧師を退任せざるをえなくなり、地元近くに引っ越すことになりました。あの時、家族や教会の先生方、兄弟姉妹の祈りと生活面のサポートには大変お世話になり、心から感謝しています。
その後、私の療養のために受け入れをしてくださった教会での祈りと礼拝は、私の霊に回復を与えてくれました。妻は私が教会に行けない状態でも、毎週3人の小さな子どもたちを連れて教会へ行き、礼拝を守ってくれました。経済的にも苦しい状況でしたが、主はいつも不思議な方法で守ってくださいました。
牧会をするのは到底無理に思えましたが、不思議と自分の使命は牧師だという思いは無くなりませんでした。
病のなかでは、自分の力ではどうすることも出来ません。もうイエスさましかいないと、毎日すがるように祈っていました。時間はかかりましたが、病気から徐々に回復し、受け入れて下さった教会でメッセージの奉仕をさせて頂くまでになりました。仕事に就くこともでき、経済的にも回復していきました。
鬱から回復したばかりの私を受け入れて下さった、愛にあふれた職場には本当に感謝しています。そして、霊も身体も回復していき、主からの語りかけを感じるようになりました。
神さまの力によって自身の使命に立つ
2017 年の1月、祈りの中で「今、立ち上がりなさい!」と、教会の開拓を示されました。突然の事でしたので、お世話になった先生方は「もう少し時間をおいても良いのでは?」と仰ってくださいましたが、神さまからの強い促しを受け、同年4月から自宅で教会を始めました。5人目の子どもの出産間近だった妻は、急な判断にもついてきてくれました。
開拓当初から探していた会堂は中々見つからず、加えてコロナ禍が拍車をかけ、半ば諦めかけていた時のことです。知り合いの先生から「良い場所があるから見にこないか」と連絡がありました。それが今の会堂です。元々、宣教師ご夫妻が宣教の拠点として使っていた場所で、広さも申し分なく、何より神さまの平安を感じ、ここだと即決しました。しかも、宣教師の方は「必要なものはすべてもらってください」と言うのです。
テーブルや椅子、電化製品に至るまで、そこにあったすべてを献品してくださいました。それだけではなく、その方の友人でオーストラリアに住む韓国人宣教師が、私たちの教会のために新品の電子ピアノを献品してくださいました。その他にも、知り合いの先生方や教会からサポートを頂き、ほとんどの必要な物が与えられました。
神さまの愛と励まし、同時に畏れを覚え、本当に自分たちの力ではないということを痛感させられました。
主のみ声に聞き従う教会
教会の名前を決める時も、不思議なことがありました。本土の集会に参加している時、集会の前から「主のみ声」との言葉が心の中で響いていました。するとその日の賛美の歌詞には、「み声」という言葉がたくさん歌われ、メッセージでも神さまのみ声について語られたのです。
私自身も、「常に主のみ声に従う者でありたい」と祈っていたので、確信を持って「ジーザスボイスチャーチ」と名付けました。そのことを沖縄にいた妻に電話で知らせると、彼女は皿洗い中に教会名のことを祈っている時、「ジーザスボイスチャーチ」と語られたと言うのです。
神さまが、妻にも同じ言葉を与えてくださったことに、驚きを隠せませんでした。
そして、開拓から5年の2022年5月15日。沖縄復帰50年の節目の日に教会の開所式を行いました。お世話になった先生方と兄弟姉妹に祝って頂き、主に感謝しました。以前の私は、周りの評価を気にして、自分の力に頼って傲慢になり、本当に神さまを頼ることをしていなかったように思います。
病気になって初めて自分の弱さを知り、イエスさまご自身を求めることを学びました。イエスさまは弱い時にもいつもそばにいてくださり、色々な方法でその大きな愛を示してくださいました。創世記28章15節のみことばは、私が献身を決心した20歳の頃に与え
られたものです。今ではこの聖句の深さをしみじみと噛みしめています。
ジーザスボイスチャーチだからできること
私たちは、主のみ声に心から従う真の礼拝者を建て上げていく教会でありたいと願っています。我が家の子どもは6人に増え、小学1年生の娘も楽器の奉仕をしています。まだ小さい教会だからこそ、子どもたちに目を注げる今に感謝しています。
小さな子ども達も一緒に礼拝を捧げているので、ファミリーでも気兼ねなく教会に来て欲しいと思っています。そして、私がそうだったように、すべての人に特別な計画があることと、どんな状況にあっても神さまに愛されていることを、多くの人に伝えていきたいです。
私たちを愛し、支えて下さったすべての先生方と兄弟姉妹、家族、職場の皆さん、何よりイエスさまにすべての感謝と栄光をお返しします。
〒904-2215 うるま市みどり町4丁目14-5 2F
TEL 098-3957-3355
聖日礼拝 日曜日 11:00~
祈り会 水曜日 20:00~