SALT And LIGHT #23

東拓登さん (腰痛・頭痛専門)整体院 臨在-Rinzai- オーナー

東さん

この川が流れて行く所はどこででも、そこに群がるあらゆる生物は生き、非常に多くの魚がいるようになる。この水が入ると、そこの水が良くなるからである。この川が入る所では、すべてのものが生きる。エゼキエル書47 章9 節

隠れ家的整体院

北中城村屋宜原A & W 一号店のとなり、Neighborhood church 内に整体院臨在-Rinzai- はあります。

教会の駐車場から通路を奥へ進むと、「こんな所に整体なんてあるの?」と思うまさに教会の奥の奥。さらに階段を上った2階の一室。聖書には隠れた所に神さまはいる(マタイ6章6節)とあるけれど、ここはまさに隠れ家的整体院。神奈川県出身のオーナー東拓登さんの第一印象は、ウチナーンチュかと思うほどの沖縄顔(笑)。その素敵な笑顔は、自然とその場を和ませてくれます。

東さんは、理学療法士として神奈川県で働いている時、「イエスさまに人生をささげたい」と献身を決意。6年勤めた病院を退職し、フィリピンやモザンビークの貧しい子ども達の支援活動に参加。地元神奈川に戻ったあと、2019年に依存症の更生施設(ティーンチャレンジ)の職員となり、沖縄支部開設のため沖縄へ、同時に神学校にも入学する異色の経歴の持ち主です。

通っている教会の牧師の勧めもあり、2021年に整体院を開業。初めから沖縄で開院を計画していた訳ではありませんが、理学療法士として働いていた時も、海外で活動していた時も、人の痛みに寄り添う者でありたいと常々思っていたのだとか。

「神さまに人生をささげようと思った時からいつもそうでした。でも、またこの仕事に関わるとは正直思ってもみませんでした。ただ、祈って神さまの導きに従っていきたいという以外ないんです」

ものすごくシンプルだけど、目の前にあることに真摯に取り組んできたであろうその言葉の一つ一つに、東さんの誠実さがにじみ出ていました。

痛みに寄り添う者でありたい

東さんのモットーは、とにかく患者さんの話を聞くことと、どこがどれくらい、どんなふうに痛いのか見極めることだといいます。そして、痛みの原因の多くは、実は痛んでいる場所ではなく別の場所にあるんだとか。

「足のしびれは股関節からきていたり、片頭痛は首に原因があったりと痛みによって問題のある場所はさまざまです」

長年首や腰の痛みに苦しんでいた方が通院する中で回復していき「もっと早くここに来ればよかった」と言っていただいたこともあるのだそう。そして、東さんが何より大切にしていることは神さまによるいやしが起こること。

「体の痛みを抱えている方の多くは、過度のストレスで心にも痛みを抱えていることがあります。クリスチャンとして、神さまが体も心も回復してくださるように祈りながら施術させていただいています。教会の中ということもあって、タイミングが良ければ聖書のお話をすることもあります」

自分なりの働き方

整体院の営業日は週に3日ととても短いように感じます。それは、東さんが並行して勤めている更生施設との両立のため。

「月曜から水曜は整体。木曜から週末は更生施設で働いています。フルタイムで病院に勤めることも考えましたが、そうすると体力的、精神的にももたないので今の形になりました。与えられた賜物と信仰を用いて神さまに仕えて行くには、自分にはこの方法が一番しっくりきています。まあ大変なことはたくさんありますけどね」

整体師と更生施設の職員二つの仕事は、異なるように見えますが、東さんにとってはどちらも神さまのいやしを見ることができる仕事だといいます。

「体に痛みを持っている方や、依存症で心に痛みをもった方が回復していくのを見るのは、僕にとって神さまの素晴らしさを一番感じる時ですね」

自分なりの働き方を実践することは、そう簡単なことではありません。それでも、信仰を持って歩むその言葉はとても潔く、心地良ささえ感じました。「この川が入る所では、すべてのものが生きる」のみことばのように、心も体もいやされる整体院「臨在-Rinzai-」。そして、お仕事にも信仰生活にもひたむきに向き合う東さんの姿はとても素敵でした。

(腰痛・頭痛専門)整体院 臨在-Rinzai-
〒901-2304 北中城村屋宜原671
TEL 090-3919-2859
メール okinawarinzai@gmail.com
営業時間 9:00〜19:00 月〜水
https://okinawarinzai.com

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