SALT And LIGHT #24

具志堅 高志・市子さん マラナタ保育園

具志堅さんご夫妻

イエスさまの愛を伝えたい

「イエスさまの愛を伝えたい」具志堅高志さんにそんな思いが芽生えたのは、初めて携わった介護の現場でした。「病院に勤めていた頃、患者さんの死と直面することが何度かありました。その時、直接福音を伝えられず、心の中で祈ることしかできずに悶々としていました。その経験から、福音を、イエスさまの愛を伝えたいと強く思うようになっていったんです」

 その後、キリスト教精神に立つ福祉施設へ転職。就労支援にて利用者の方々と関わる中、神さまの愛で愛される体験が必要だと改めて感じたそうです。

 一方、保育士として長年働いてきた市子さん。キリスト教系の保育園に勤めていた時、福音に触れる子どもたちの姿に感動したことが忘れられません。「小さな子どもたちが、祈ったり賛美を歌う姿はとても感動的でした。その頃から、幼児期にイエスさまの愛を知る大切さを意識するようになったんです」


そんな二人が結婚。家での会話はもっぱら「たくさんの人にイエスさまの愛を知ってほしい」というものばかり。それは日に日に強まり、二人で祈った末、2016年4月に認可外保育園「キッズハウスマラナタ」を開園。そして、2022年4月には認可保育園「マラナタ保育園」として新しくスタートしています。

愛されていることを知ってほしい

マラナタ保育園では、「お互いがかけがえのない愛される存在」ということを子どもたちに教えています。

「朝とお帰りの時間には、必ず先生も子どもたちもみんなで『大好きー』と言ってハグします。幼少期は人と触れ合うことで愛情を感じるので、開園当初から実践しています。ハグすると、大人も子どももみんなハッピーになるんですよね」と市子さん。

また、地域の方々との関わりも、子どもたちにとって大切だと考える高志さん。「地域の方と一緒に通りのゴミ拾いをしたり、お花を植えたりしています。多くの人が子どもたちに関わることで、子どもたちに自分は愛されている存在なんだと知ってほしいと思っています」

 地域の方からも「近所に保育園ができてよかった」とお声かけ頂くこともあるのだとか。また、ボランティアで園のお手伝いをしてくれることもあり、地域住民の方への感謝は尽きないそうです。

次は誰かを愛する人、福音を伝える人に

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」 イザヤ43章4節


 マラナタ保育園では、このみことばを柱としています。みんなで一緒に祈ったり賛美をする中で、子どもたちにイエスさまの愛を伝えます。「ここにいる時間は、たくさん愛される体験をしてほしいといつも夫婦で話しています。子どもたちが成長して、いつかイエスさまのことを知ってほしい。そして、いずれは誰かに福音を伝える人になってほしい。これは二人で毎日祈っている私たちの願いです」

また、マラナタ保育園の開園は、神さまの導きと多くの方々の助けを抜きに証しすることはできないと語る高志さん。「これまで祈りで支えてくださった教会関係者の方々はじめ、各方面から支援して頂いた方々に心から感謝します」

「イエスさまの愛をたくさんの人に伝えたい」穏やかな笑顔で語るお二人の思いは、子どもたちのみならず地域の方も巻き込み、閑静な住宅街にかわいい笑い声を響かせていました。イエスさまの愛を伝える時、子どもも大人もみんな笑顔になる。イエスさまの愛って本当にすてきですね。

マラナタ保育園
(沖縄市認可保育園 小規模保育事業所)
園長 具志堅高志
〒904-2173 沖縄市比屋根2丁目8−6
TEL098-962-2754

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